- シムジア®の特徴
- シムジア®の物質特性
- 薬物動態
- 作用機序
-
- シムジア®のデバイス
シムジア®について
シムジア®の物質特性
シムジア®の構造 ―PEGについて―
シムジア®(セルトリズマブ ペゴル(遺伝子組換え))は、モノクローナル抗体のFc領域を取り除いたFab’領域にポリエチレングリコール(PEG)※1を結合させた、ヒト化抗TNF抗体です。
- ※1:
- ポリエチレングリコール(PEG)は、高分子重合体であり、作用の持続や副作用の軽減を目的として医薬品の修飾に用いられている。
関節炎組織への集積比(炎症対正常比:マウス)
幾何平均値±標準誤差(n=7~18)
*:p<0.05、**:p<0.01、***:p<0.001(vs アダリムマブ、インフリキシマブ)Bonferroni補正による一元配置分散分析
- 【方法】
- Alexa 680色素で標識したセルトリズマブ ペゴル及びアダリムマブ、インフリキシマブを、正常及びコラーゲン誘発性関節炎を発症したDBA/1マウス(各群雄7〜18例)にそれぞれ2mg/kg静脈内投与した。マウス後肢足における投与後26時間までの濃度分布をXenogen IVIS200生物蛍光撮像装置を用いて測定した。
Reprinted from J Immunol Methods., 348(1-2), Palframan R et al, Use of biofluorescence imaging to compare the distribution of certolizumab pegol, adalimumab, and infliximab in the inflamed paws of mice with collagen-induced arthritis., 36-41., Copyright 2009, with permission from Elsevier.
本論文の研究資金はUCB Pharmaから提供を受けたものである。
シムジア®の組織分布(マウス)
シムジア®は、コラーゲン誘発性関節炎を発症したマウス後肢足に、正常と比較して3.8倍高濃度に分布していました。
- 【方法】
- Alexa 680色素で標識したセルトリズマブ ペゴルを、正常及びコラーゲン誘発性関節炎を発症したDBA/1マウスにそれぞれ2mg/kg静脈内投与した。投与6時間後におけるマウス後肢足の蛍光強度をXenogen IVIS200生物蛍光撮像装置を用いて測定することにより、セルトリズマブ ペゴルの分布を解析した。
Reprinted from J Immunol Methods., 348(1-2), Palframan R et al, Use of biofluorescence imaging to compare the distribution of certolizumab pegol, adalimumab, and infliximab in the inflamed paws of mice with collagen-induced arthritis., 36-41., Copyright 2009, with permission from Elsevier.
本論文の研究資金はUCB Pharmaから提供を受けたものである。